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2009年9月

浅間山(3日目)

9月22日(火)、高峰高原、車坂峠の駐車場で朝5時に起きました。黒斑山方向は雲がかかって雨も来そうです。やはり3日も天気が良い筈が無いなと思いつつ、もたもたと朝食を作ったりしているうちに、山の雲が消えていました。行けるな良し歩くか!

P1140312 6時半過ぎ出発、黒斑山までは表コースと中コースが有り、表を選んで、しばらは松や草花でロックガーデン風の山道を登りながら進みます。ところどころ秋色になっているのがGOOD。やがて出発点の高原ホテルや高峰山の姿が見え、だんだんその周辺の景色と一緒に見渡せるようになって来ます。昨日までの疲れが蓄積して、いつしか急登にならないで欲しいと心中は祈ってました。

非難小屋が見えたら少し下りになり、視界がかなり開けます。この辺りが「槍ヶ鞘」。外輪山の始まりで、大きく窪んだ土地の向こうに浅間山がガスに見え隠れしています。

最初のガレ場を登り、岩が積み重なった小高い岩隗、トーミの頭。外輪山(第一火口壁)の尾根を植生に出入りしながら進み、監視カメラ施設を過ぎて間もなく、31黒斑山山頂2,404m、8時15分。30分ほど進み、蛇骨岳2,366m。ガスが晴れ視界も利いてきて、雄大な浅間山の姿と周辺の展望を見ながら、秋の気配が忍び寄る外輪山の尾根を進むのは、本当に気持ちの良いもんです。通っているのは、まさにこのコースのハイライト、遠くに富士山も見えていました。30分ほど歩いて仙人岳2,319m。Jバンドを少し過ぎて鋸岳2,254m、9時半過ぎ。

ここから先が立ち入り禁止になっていて、先程のJバンドから降りないとならないことが判りました。あの断崖から下に降りれそうな所あったっけ?戻ってみて、岩場を斜めに降りて行くスリルの有る道が、続いているのが判りました。下から登ってくる夫婦が居ます。「縦走して来た?」と聞くので何かと思ったら、「浅間山荘から登っってきたか?我々は登ってきたぞ。」と聞いていたのでした。更にその後ろから来た、ランナーの出で立ちの若者をつかまえ、「おめえ、すげえなあ。立入り禁止の浅間を、さっき駆け上って、もう追いついたか。強えーなあ。俺も強えーが、おめえも強えーな。」「おめえも同じ、浅間山荘まで戻る・・か・・・×○▲・・・!・・!」と喚いています。通り過ぎながら、「あのオッサン、ピッコロに出会った孫悟空か、戦闘能力を推し量っているんだな、」と笑えました。

8 第一火口壁の内底、賽ノ河原に降り立ち、歩いてきた黒斑山等の荒々しい外輪山を右に、黒々とした大らかに斜面を見せる浅間山を左に南下し、湯ノ原平原の植生へ入って行きます。立入り禁止とロープの張ってある前掛け山登山口に着いたのが、10時20分。

朝食が早かったので、腹が空いてきています。「どこで昼食にするか・・。」

良く見ると、標識には「立入り禁止」と書きながら、よく読むと「前掛山まで行く人は自己責任」で、と書いてあるので、入っていくことにしました。登って降りて2時間40分。更に駐車場まで2時間40分。風呂に入るのが16時過ぎるな・・。開けた所で昼食を摂りながら考え、ザックをここに置いて行くことにしました。P1140559113時15分出発。やってきた7、8人の中高年のパーティに先に行かせてもらい、どんどん登って行きました。降りてきた人にガスは大丈夫だったか聞くと、良い眺めだったとの事。上の非難小屋に着いたのが11時40分。 P114057711_3ガスがかなり立ち込めて景色どころではなさそうです。前掛山2,524m到達が12時。   残念ですが標識しか見えません。

目的を達したら早く降りるに限ります。先程の中高年のパーティと、上り下りですれ違い、残念ですね、と話し、どんどん降りて行きました。ザックの場所へ戻ったのが、1時間40分くらい、予定より大幅短縮の時間でしたが、これからが正念場。外輪山の底から元の外輪山(第一火口壁)の尾根へ登らなければなりません。「草すべり」と呼ばれる急坂がそれで、このコースの一番厳しい道程でした。下る時は滑ってしまいそうな急斜面を、えっチラおっチラ機関車のように黙々と登ります。もう着いたかな、と間違わせる箇所がいくつかあって、再び気持ちを立て直しながらの登りは又きつかった。山道に出てきたのは黒斑山への標識脇、トーミの頭が直ぐでした。車坂峠への戻りは中コースを取り、植生の中を下って行って、想定より1時間早い、15時過ぎに元の駐車場へ到着です。早速、目の前の高峰高原ホテルの中の温泉、「こまくさの湯」に入りました。P1140677 ホテル自身が絶景の高台にあり、天気が良ければ湯船から下界の景色が見れた筈。それでも温泉らしい湯の香が良くて、3日間の山歩きでパンパンになった足を癒し、ゆったりと出来ました。

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南八ヶ岳、権現岳(2日目)

9月21日(月)、夕べテントに引きこもるのが早過ぎたのか、何度か目覚め、3時半頃、幕から顔を出すと、見事な満天の星空shineでした。通常の生活圏では見ることの出来ない、びっしりと夜空を埋め尽くす星の数々shinescorpiusshinesagittariusshine。シュラフの中は若干蒸す感じでしたが、日中と異なり肌寒い外気でした。4時から朝食にして、5時を回ってようやく、空が明るくなってきました。地面やフライシートに霜が降りています。

31 撤収して膨らんだザックをドッコイショと背負って、聳え立つ権現岳に向かい、6時20分頃より登り始めました。1時間半のコースタイム。荷が重いので何割かプラス?。急斜面、少しつつ高度をあげるにつれて、網笠山が低くなり、変わって南アルプス三山が、昨日と同じく、どっしりとした存在感を大きくして行きます。雲海に浮かぶ富士山、中央・北アルプスを両脇に並べ従えて。

P1130963 植生を抜けると、向かう先に権現岳2,715mの険しい雄姿がドーンimpactと現れます。

先、8月連休に歩いた、阿弥陀岳2,805m、赤岳2,899m、横岳2,829m、硫黄岳2,760mに及ばない高度ではありますが、個性有る鋭い山容は赤岳、阿弥陀岳と並んでの存在感。8月に撮った写真にもしっかりとその姿が写り込んでいた山です。(ここでいつもながら心の声、「あれに登るのかよー」。) 荷の重さは違っているものの、何ペアか年長の二人連れが、いつしか抜いたり抜かれたり同じ位の歩みで進んでいます。(50歳ではあるが、)見た目、若造としては躊躇せず進まねばなりません。な~に、去年の谷川岳、西黒尾根ルートの凄さに比べたら・・ハハsweat02

途中、あれもうピークかな?と思わせられてしまう場所、「ノロシバ」を通り、更に岩の壁を登るように進み奮闘の結果、まず権現小屋を見下ろす「ギボシ」というピーク横に着き、P11400451 岩峰を登りピークに立つと結構スリルあり。先月横岳から見た景色、右手に阿弥陀岳、左手赤岳その間に、編笠、権現岳。が、今日は裏返しで見えます。右が赤、左が阿弥陀、間に横岳、硫黄岳、左に遠く、蓼科山。青く抜けるような空が山の緑を際立たせています。

権現小屋でバッジを買い、キレット小屋(赤岳方面)からの合流点で休息の後、ザックを置いていよいよ権現岳最高点の尖ったピークへ、北側が断崖になっていて、思ったとおりかなりの怖さ。この岩峰から降りて気持ちは帰り道モード切り替わりました、時刻は8時半。

ここから一旦道はどんどん下って行きますが、途中で登りに転じ、現れたのは緩やかな「三ツ頭」のピーク。ここも権現岳、赤岳、阿弥陀岳方向の眺望に素晴らしいさが有ります。青年小屋を立つ頃から大体同じペースで前後して歩いたご夫婦と、ここで一緒の休憩になりました。二人は天女山へ降りるとの事、こちらは車が停まっている観音平へむかって下りて行きます。植生の中、しばらくは西側の展望が時々見え、昨日登ってきた編笠山、青年小屋が良く見えました。満足満足・・。ヘリポートを過ぎてからは南側の街並みも見えるようになり、更にもうイヤと言うほど歩いて観音平へたどり着きました。12時半。

駐車場を溢れた車が、今日もアプローチ道へ並んでおり、愛車が一台だけとり残されている状態じゃなくて安心しました。車の中でレトルトハヤシを食べ、「道の駅こぶちざわ」の「延命の湯」へ。この名は、山道の帰路に在った水場の跡、「延命の水」から来ているのでしょうか。

好天のシルバーウィーク、道の駅も車と人で混んでいました。但し時間が早いので風呂spaはまだ空いている状態。広い湯は茶色く濁っていて温泉らしく、グッド。二日ぶりの風呂、念入りに擦りましたspa。殆どを循環させているので香りはそんなにしません。だんだん人が多くなったのであがりました。

小淵沢ICから中央道を北へ北へ向かい、眠気が襲ってきますが、諏訪湖を越えて長野道、更埴。この辺りに来ると上高地、北アルプスは直ぐそこです。更埴Jctから上信越道へ入り今度は南へ、小諸ICで降りて、コンビニ24hours、給油所gasstationに寄った後、高峰高原へ車を登らせます、車坂峠の高峰高原ホテル前に車を停め、すっかり日が落ちて暗くなった中、夕食を取り、車中泊しましたnight。明日天気予報は曇り。空の様子次第だな・・・sleepy

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南八ヶ岳、網笠山(1日目)

9月20日(日)は、シルバーウィーク2日目、朝3時半起きで、4時台に出発。それでも予報は的中して中央道で、元八王子と相模湖で渋滞が始まっていました。

小淵沢ICで降りて、観音平へ。もう一つの予報、「絶好の行楽日和」の影響か、駐車場に入りきれず皆と並んで車道に車を停めざるをえませんでした。

11 観音平を出発したのが、8時少し前。50分ほど登りを歩くと、木々の切れ間から景色が見えるようになり、その日は好天中の好天で、近くの南アルプスと遠くの富士山が、同様に裾まで良く見え続けていました。

P11308381岩と松が多い山道を重いザックを背負いながら忍耐強く登って行き、12時過ぎに網笠山の山頂に到着。

直近北側の険しい権現岳、それに続く連峰、赤岳、阿弥陀、横岳、続いて遠くは蓼科山。南側の富士山、甲斐駒岳、千丈岳、北岳の南アルプスのみならず、中央アルプスや、槍ヶ岳、穂高連邦、白馬岳等の北アルプスの稜線までも、結構はっきりと見渡せる好天下の大展望に、山頂に居る皆は興奮気味でした。

P11308691 しばし山頂の景色を楽しんだ後、北側へ降りて行き、予定した青年小屋に14時前に到着。

*網笠山とテントの花

冷えた缶ビールを買い飲みながら、ゆっくりテントを設営。それでも夕食までは時間がたっぷり有り、西へ山道を5分ほど行ったところに在る水場、「乙女の水」で汲んで来た甘露で、薄い水割りを作って舐めつつ、傾いて行く陽光の中、「野口健」の著書を読んで穏やかに時間を過ごしました。若くして命を散らした日本兵に寄せる著書の感情を知り、共感してジーンと来るものがありました。

ふと、いやな予感が過ぎり荷を確かめてみると、やはりヘッドランプもミニランタンも持って来ていません。明るいうちに床について朝まで寝るしか無いなと、4時頃から夕食を作って横になり、翌日の権現岳登頂に備えました。

P11308721 *青年小屋からの富士の夕景

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